個人で建設業許可を取ったが親が死亡した場合、一緒に建設業をしていた相続人である子供が許可を引き継げるかとのご相談があります。
不動産や預金、株などの財産は相続人が引き継ぐことができるので、許可も同様に引き継げると思われている方が少なからずいらっしゃいます。
許可というのはあくまでその「個人」に対してなされたものなので、その「個人」が死亡した場合に許可を引き継ぐことは出来ません。
車の運転免許を相続することがないというのは、なんとなくお分かりいただけるのではないでしょうか?
運転免許と同様に、建設業許可も子供が相続で引き継ぐことは出来ません。
これに対して、「法人」で許可を受けた場合には、代表者が死亡しても許可がなくなることはありません。
したがって、親子で建設業を営んでいる場合は、法人化した上で建設業許可を取ることをお勧めしております。